リシャール・ミルの「RM 71-01」と「RM 71-02」は、技術と芸術が融合した女性向けの高級時計です。この2つのモデルは、ブランド初の自社製自動巻きトゥールビヨンムーブメント「CRMT1」を搭載し、ジュエリーと時計製造の枠を超えたデザインで注目を集めています。RM 71-01はアールデコとトライバルアートの影響を受け、RM 71-02は1970年代のディスコ文化を表現しています。それぞれのモデルは限定生産され、希少性と美しさを兼ね備えています。この記事では、両モデルの特徴と魅力を詳しく解説します。

目次

1. RM 71-01 オートマティック トゥールビヨン タリスマンの特徴

   • 1-1. デザインとインスピレーション

   • 1-2. 技術仕様とムーブメント

2. RM 71-02 オートマティック トゥールビヨン タリスマンの特徴

   • 2-1. ディスコ時代の影響とデザイン

   • 2-2. 宝石の配置と象徴性

3. 共通する技術的特徴

   • 3-1. CRMT1ムーブメントの詳細

   • 3-2. ケースとダイヤルの構造

4. まとめ

1. RM 71-01 オートマティック トゥールビヨン タリスマンの特徴

1-1. デザインとインスピレーション

RM 71-01は、アールデコとトライバルアートからインスピレーションを受けたデザインが特徴です。ディレクターのセシル・ゲナは、幾何学的なモチーフと有機的な形状を組み合わせ、10種類のバリエーションを展開しました。各モデルは、異なる宝石の配置と彫刻が施され、芸術性と個性を強調しています。

1-2. 技術仕様とムーブメント

RM 71-01は、リシャール・ミル初の自社製自動巻きトゥールビヨンムーブメント「CRMT1」を搭載しています。このムーブメントは、厚さ6.2mm、重量8gのスケルトン構造で、チタン製のベースプレートとブリッジを採用しています。ケースサイズは52.20×34.40×12.50mmで、18Kホワイトゴールドまたはレッドゴールド製です。各モデルは5本限定で生産され、希少性が高いです。

2. RM 71-02 オートマティック トゥールビヨン タリスマンの特徴

2-1. ディスコ時代の影響とデザイン

RM 71-02は、1970年代のディスコ文化からインスピレーションを受けたデザインが特徴です。セシル・ゲナは、Studio 54の華やかさやディスコファッションの煌びやかさを時計に反映させました。各モデルは、バイアンカ、グロリア、ジェシカなど、当時のアイコン的存在の名前が付けられています。

2-2. 宝石の配置と象徴性

RM 71-02は、10種類のバリエーションがあり、それぞれ7本限定で生産されています。各モデルには、サファイア、ルビー、アメシスト、ダイヤモンドなど、合計817〜971個の宝石が使用されています。これらの宝石は、力、癒し、バランスなどの象徴性を持つ石が選ばれ、時計に込められた意味を深めています。

3. 共通する技術的特徴

3-1. CRMT1ムーブメントの詳細

両モデルに搭載されているCRMT1ムーブメントは、リシャール・ミル初の自社製自動巻きトゥールビヨンムーブメントです。このムーブメントは、スケルトン構造で、チタン製のベースプレートとブリッジを採用し、軽量かつ高剛性を実現しています。また、可変ジオメトリーのローターを備え、効率的な巻き上げが可能です。

3-2. ケースとダイヤルの構造

両モデルのケースは、18Kホワイトゴールドまたはレッドゴールド製で、サイズは52.20×34.40×12.50mmです。ダイヤルは厚さ0.9mmで、手作業によるセッティングと仕上げが施されています。これにより、ジュエリーと時計製造の技術が融合した芸術作品となっています。

まとめ

リシャール・ミルのRM 71-01とRM 71-02は、技術と芸術が融合した女性向けの高級時計です。RM 71-01はアールデコとトライバルアートの影響を受けたデザインで、RM 71-02は1970年代のディスコ文化を表現しています。両モデルは、自社製自動巻きトゥールビヨンムーブメント「CRMT1」を搭載し、ジュエリーと時計製造の枠を超えたデザインで注目を集めています。限定生産により希少性が高く、コレクターや時計愛好家にとって魅力的なモデルです。