ロレックス
ROLEX
1956年に遡るデザインコードを受け継ぎつつ、現代的な視点で再構築されたヴァシュロン・コンスタンタン「Fiftysix」シリーズ。本記事では、40mmピンクゴールドケースを採用した「4600E/000R‑H101(Self‑Winding)」と、同じくピンクゴールド素材ながら“完全カレンダー+ムーンフェイズ”という複雑機構を搭載する「4000E/000R‑B438(Complete Calendar)」を徹底比較。両モデルの魅力や使い分けのポイントを明確にします。
Fiftysix コレクションに込められた意図
モデル別スペック&特徴
ムーンフェイズ付き “Complete Calendar” の魅力
選び方のポイント:どちらをどう使い分けるべきか
ヴァシュロンの“Fiftysix”は、1956年発の歴史的モデル「6073」にオマージュを捧げる復刻ライン。角ばったラグ形状やボックス風サファイアクリスタルが特徴で、レトロと現代の融合を狙った、端正なドレスウォッチとして評価されています。
ケース径・厚み:40 mm × 9.6 mm(ピンクゴールド)
ムーブメント:自動巻き Cal.1326(142部品、25石、48時間パワーリザーブ、4Hz)
ダイヤル&ストラップ:ブラック・セクターダイヤル。ブルー夜光付き18Kピンクゴールド針/インデックス。アンソラサイト色カーフストラップ
防水:3気圧(30 m)
市場価格:約3,570,000円(28,100 EUR)/約3,570,000円(25,500 USD)【2024年デビュー時】
こちらは比較的シンプルな3針+日付モデルでありながら、マルタ十字形のローターや丁寧な仕上げにより、高級感と機能性を両立しています。
ケース径・厚み:40 mm × 11.6 mm(ピンクゴールド)
ムーブメント:自動巻き Cal.2460 QCL/1(308部品、約40時間パワーリザーブ、4Hz)、ジュネーブ・シール取得
表示機能:日付(センターハンド)、曜日・月表示(窓開示)、122年精度ムーンフェイズ
ダイヤル&ストラップ:シルバーセクター(オパリン中心+サンバースト外周)、ブラウンアリゲーターストラップ
防水:3気圧(30 m)
市場価格:約4,200,000円(30,000 USD)~約5,600,000円(40,000 USD)【並行店販売価格】
高度なコンプリートカレンダー機構と高精度ムーンフェイズを備え、所有者に喜びと実用性をもたらします。
視覚的美しさ:セクターダイヤルに曜日・月表示+ムーンフェイズが加わることで、均整の取れた高級感とエレガンスを演出 。
機構の深み:Cal.2460 QCL/1はジュネーブ・シール取得ムーブで、122年精度ムーンフェイズを搭載するなど、所有者に喜びと実用性をもたらします 。
使用シーン | Self‑Winding/4600E | Complete Calendar/4000E |
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デイリー or ビジネス | 軽やかで操作しやすい、自動巻+日付のみ。厚み控えめでスーツにも◎ | 日常使いでもOK。ただし厚み11.6mmが若干気になる可能性 |
複雑機構への憧れ | シンプル派向け | カレンダー・ムーンフェイズ搭載の機構美を楽しみたい人向け |
予算 | 約3,570,000円 | 約4,200,000円 ~ 約5,600,000円 |
長期保有の価値 | VC製品として安定、ジュネーブ・シールなしもCal.1326は堅実 | ジュネーブ・シール取得で資産的価値も期待可能 |
4600E/000R-H101 は、1950年代の雰囲気を現代デザインで再構築した、シンプル美と実用性を兼ね備えた3針モデル。
4000E/000R-B438 は、同じフォルムでもコンプリートカレンダー&ムーンフェイズという複雑機構を搭載し、所有や操作の楽しさを追求する上級者向けです。
どちらもヴァシュロンらしい仕上げと上品なピンクゴールドの魅力を感じられる一本。用途や審美眼に応じて、ふさわしい「Fiftysix」を選んでみてください。