ロレックス
ROLEX
Vacheron Constantin の Les Cabinotiers コレクションより、唯一無二の芸術的傑作である 2017C/000G‑096C(Grisaille High Jewellery Dragon) と 2025年発表の 2400C/000P‑418C(Tribute to the Tour de l’Île Grand Feu)。どちらも「ピエス・ユニーク(唯一無二)」として制作された珠玉のタイムピースです。本記事では、それぞれのモデル概要、特徴、技術的仕様を詳しく紐解きます。
2017C/000G‑096C:Grisaille High Jewellery Dragon
2400C/000P‑418C:Tribute to the Tour de l’Île Grand Feu
両モデルの比較と共通点
まとめ
このモデルは「Les Cabinotiers – Récits de Voyages」シリーズの一環で、中国との関係性をテーマに製作されたピエス・ユニークです 。
ケース:40 mm × 8.90 mm、18Kホワイトゴールド製。ベゼル・ラグ・ミドルケースに合計146 個のバゲットカットダイヤモンド(約7.10カラット)がセッティングされ、リューズにも逆セットのブリリアントカットダイヤモンド(約0.10 ct)付き。
ダイヤル:グリーンのグリザイユ(grisaille)エナメルに中国の皇帝の象徴である五本爪の龍(ドラゴン)を描き出したもので、ブランド初のグリーン・グリザイユを採用 。
ムーブメント:自動巻 Calibre 1120、厚さ約2.45 mm、直径28.40 mm、19,800振動/時(2.75 Hz)、パワーリザーブ約40 時間、ジュネーブシール認証済み。
ストラップ:ダークグリーンのミシシッピニシアン・アリゲーターレザー、白金製ピンバックルには16個のバゲットダイヤモンド(約0.60 ct)装飾 。
こちらは 2025年に発表された Les Cabinotiers の最新ピエス・ユニークの一つで、ジュネーブ旧市街の Tour de l’Île(トゥール・ド・リル) を題材にした Grand Feu ミニチュール・エナメル ダイアルが特徴です。
ケース:40 mm × 厚さ約9.42 mm、プラチナ950製。
ダイヤル:Jean DuBois(1789–1849) のリトグラフを基に、Grand Feu ミニチュールエナメルで Tour de l’Île を再現。多層の透明釉薬を800°C以上で何度も焼成して表現された鮮やかで繊細な描画が特長。
ムーブメント:自動巻 Calibre 2460、4 Hz(28,800 振動/時)、パワーリザーブ約40 時間 。
ストラップ:ブラウンのミシシッピニシアン・アリゲーターレザー、プラチナ製ピンバックル付き。
その他:Officer style のハンターケースバック装備。 完全1点もの(pièce unique)。
項目 | 2017C/000G‑096C | 2400C/000P‑418C |
---|---|---|
コレクション | Récits de Voyages | Tribute to the Tour de l’Île |
発表年 | 約2023–2024 年頃 | 2025 年 |
ダイヤル技法 | グリザイユ・エナメル(緑) | Grand Feu ミニチュール・エナメル |
ケース素材/サイズ | 18K 白金、40 mm × 8.90 mm | プラチナ、40 mm × 約9.42 mm |
ムーブメント | Calibre 1120(自動巻、40h) | Calibre 2460(自動巻、40h、4Hz) |
エディション | ピエス・ユニーク(1 点もの) | 同じくピエス・ユニーク |
「Les Cabinotiers」シリーズ に属する一点ものの芸術時計
40 mm ケースサイズで、時刻表示は「時・分」のみ
手工芸/エナメル技術を最大に活かしたモデル
自動巻かつ約40 時間のパワーリザーブを持つ
Vacheron Constantin の 2017C/000G‑096C(龍を描いたグリザイユエナメル) と 2400C/000P‑418C(Tour de l’Île を描いた Grand Feu エナメル) は、いずれもブランドの伝統を具現化した ピエス・ユニークです。
前者は中国文化への敬意を、後者はジュネーブ遺産への賛辞を、それぞれ高度なエナメル技巧とケース装飾で表現。ムーブメントやケース仕様は異なるものの、ともに卓越した審美性と職人技の結晶です。