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    【定番には理由がある】エルメス エヴリンのすすめ|日常にこそラグジュアリーを

    【定番には理由がある】エルメス エヴリンのすすめ|日常にこそラグジュアリーを

    リード文

    日常使いに映えるエルメスのエヴリンは、乗馬バッグから進化したシンプルかつ機能的なクロスボディ。TPM(ミニ)からTGM(大容量)までのサイズを用途別に比較し、クレマンス、エプソン、モーリスなど素材ごとの特徴を詳述。エルメス初心者も安心して選べるガイドとしてまとめました。


    見出し

    1. エヴリンとは?誕生と進化の歴史
      1-1 馬具バッグからファッションアイコンへ
      1-1-1 1978年、エヴリーヌが乗馬用バッグとして発案
      1-1-2 レザー部門への移行と一般人気の拡大
      1-2 三世代モデルの比較
      1-2-1 エヴリン I:固定ストラップ、外ポケットなし
      1-2-2 エヴリン II:非調整ストラップ&外ポケット付き
      1-2-3 エヴリン III:調整可ストラップ&外ポケット付き
      1-2-4 エヴリン Sellier:パンチングなし&構造刷新

    2. 素材別の魅力と選び方
      2-1 クレマンス/エプソン/モーリスの比較
      2-1-1 クレマンス:厚みと柔らかさ、使い込むほど風合いUP
      2-1-2 エプソン:型押しで軽量、型崩れ耐性に優れる
      2-1-3 モーリス/ヴァッシュ:独特なグレインと色出しの表現

    3. サイズ別ガイド:TPM/PM/GM/TGM
      3-1 TPM(16cm):ミニバッグ感覚で、スマホ・財布等に最適
      3-2 PM(29cm):日常使いのバランス型、少し余裕あり
      3-3 GM(33cm)・TGM(40cm):旅行や大容量派に対応

    4. Q&A よくある質問

    5. まとめ

     


    本文

    1. エヴリンとは?誕生と進化の歴史

    1-1 馬具バッグからファッションアイコンへ

    1‑1‑1 1978年、エヴリーヌが乗馬用バッグとして発案

    エヴリンは1978年、エルメス乗馬部門責任者のエヴリーヌ・ベルナールが、乗馬用具を収納しながら乾燥させるバッグとして設計したのが始まりです。バッグ背面のパンチング“H”は通気性確保が目的で、当初は馬具を中に入れて乾かすための機能でした。しかし、やがてその“H”デザインがブランドアイコンとして評価され、当時はエクイストリアン(馬関連)専用のアイテムとして扱われていました

    1‑1‑2 レザー部門への移行と一般人気の拡大

    2000年代初頭、エヴリンはレザーグッズ部門に正式に移管され、一般向けに販売が始まりました。それまで乗馬部門内限定だったこのバッグは、シンプルかつカジュアルなデザインと比較的手の届きやすい価格帯により、新たな入門モデルとして注目されました。今ではエルメスのアイコニックなクロスボディバッグとして、若年層から熟練ファンまで幅広く愛用されています

    1-2 三世代モデルの比較

    1‑2‑1 エヴリン I:固定ストラップ、外ポケットなし

    エヴリン I 世代は、固定長の取り外し可ストラップを持ち、外側にポケットがありません。極めてミニマルで、構造もシンプルです。TPMサイズ以外も非調整式ストラップで、収納力も限られるため、バッグ本来の意匠を最優先にしたクラシカルな佇まいが特徴です

    1‑2‑2 エヴリン II:非調整ストラップ&外ポケット付き

    エヴリン II は、ストラップは固定長のままですが、ほとんどのサイズで外ポケットが追加されています。スマートフォンや鍵など、すぐ取り出したいアイテムの収納に便利で、実用性が向上した世代です。ただしストラップが短めのため、背が高い方はクロスボディが難しい場合もあり、サイズ選びと着用感のバランスが重要になります

    1‑2‑3 エヴリン III:調整可ストラップ&外ポケット付き

    現行のエヴリン III は、外ポケットに加えて調整可能なキャンバスストラップを導入。より自由な長さ調整ができ、肩掛け・斜め掛けどちらでも快適に使えます。ただしTPMにはストラップ調整機能はなく、他サイズのみ対応。現代のライフスタイルにマッチした世代です

    1‑2‑4 エヴリン Sellier:パンチングなし&構造刷新

    2016年に登場したエヴリン Sellier は、伝統的なパンチング“H”を廃止し、ダイヤ型エンボス“H”に置き換えたモデル。周辺縁を折り返すエッジ仕上げの Sellier 構造によって、より角張ったシャープなフォルムになっています。PM(29cm)とGM(33cm)サイズ展開で、Vache Hunter やエプソンなど硬めの素材が多く選ばれています

     


    2. 素材別の魅力と選び方

    2‑1‑1 クレマンス:厚みと柔らかさ、使い込むほど風合いUP

    クレマンスレザーは、柔らかく厚みがあり、マットな質感が魅力です。使うほどにしなやかになり、キズやシワが味わいに変わるため、デイリーユースにも適しています。色も豊富で、多くの限定色や人気定番色が存在し、選ぶ楽しさもある素材です

    2‑1‑2 エプソン:型押しで軽量、型崩れ耐性に優れる

    エプソンは型押し加工された軽量なカーフで、傷や型崩れに強く、手入れも比較的簡単です。色の発色も美しく、シャープな印象が特徴。ストラクチャー感を保ちたい方や軽さ重視の方におすすめできます

    2‑1‑3 モーリス/ヴァッシュ:独特なグレインと色出しの表現

    モーリス(Maurice)はクレマンスに似た風合いながらやや硬め、グレイン(粒感)が小さく均一なのが特徴。ヴァッシュ・ハンター(Vache Hunter)は光沢と柔らかさを兼ね備え、使い込むほど艶が出ます。どちらも限定色やシーズン色が登場することが多く、個性派に人気です

     


    3. サイズ別ガイド:TPM/PM/GM/TGM

    3‑1 TPM(16cm):ミニバッグ感覚で、スマホ・財布等に最適

    TPM(Très Petit Modèle)は約16×18×5 cm のミニサイズ。スマホ・小型財布・リップ程度を収納でき、身体に沿うようなコンパクトなフィット感が特徴。軽さと可愛らしさが人気で、エルメス入門モデルとしても選ばれます。斜め掛けにするとバッグが身体に馴染み、とても使いやすいサイズ感です

    3‑2 PM(29cm):日常使いのバランス型、少し余裕あり

    PM(Petit Modèle)は約29 cm四方で、TPMより容量に余裕あり。スマホ・財布に加え、小さな化粧ポーチや文庫本なども入り、ちょっとしたお出かけに十分な収納力です。サイズと収納性のバランスが良く、最も標準的で汎用性の高いモデルといえます

    3‑3 GM(33cm)・TGM(40cm):旅行や大容量派に対応

    GM(Grand Modèle 約33 cm)およびTGM(Très Grand Modèle 約40 cm)は、さらに収納力が高く、A4書類やタブレット、小型PCなども対応可能。旅行時や荷物を多く携帯したい方、マザーズバッグにも適したラージサイズです。ただし重さや存在感が増すので、持ち歩きやすさとのバランスを考慮すると良いでしょう


    Q&A よくある質問

    Q1:エヴリン I/II/III の違いとは?
    A:エヴリン I は固定ストラップで外ポケットなし、極めてミニマル。II は非調整ストラップで外ポケット付き。III は外ポケットに加え、(TPM を除く)調整可能なキャンバスストラップ付きで現行型です

    Q2:どの素材が自分に合う?
    A:日常使いに向くのはクレマンス。柔らかく使うほど味が出ます。傷や型崩れの耐性を重視するならエプソン。個性や限定色が欲しいならモーリスやヴァッシュも選択肢です


    まとめ

    エルメス・エヴリンは、1978年に乗馬用バッグとして誕生し、2000年代にレザー製品部門へ移管されて以来、カジュアル&機能バッグとして支持され続けています。エヴリン I/II/III 世代ごとにストラップや外ポケットの仕様が異なり、現在主流の III 世代は調整可ストラップ+外ポケットありが特徴です。素材は柔らかいクレマンス、硬めで軽量なエプソン、個性的なモーリス/ヴァッシュが中心。サイズはTPM(ミニ)、PM(標準)、GM/TGM(大容量)まで用途に応じて選べます。TPMは軽快で可愛い、PMは収納と実用性のバランス、GM/TGMは旅行や荷物が多い方に。素材・世代・サイズの違いを理解すると、自分にぴったりのエヴリン選びがスムーズです。