【高級時計比較ガイド】オーデマピゲロイヤルオーク16202シリーズ｜人気2モデルの違いを徹底解説

オーデマ・ピゲの中でも高い人気を誇る「ロイヤルオークジャンボ」シリーズ。その中でも注目を集めるのが、圧巻のダイヤモンド装飾を施した16202BC.ZZ.1241BC.01と、王道のステンレスモデル16202ST.OO.1240ST.02です。本記事では、両モデルのスペック、デザイン、ムーブメント、そして相場の違いを徹底的に比較。あなたにとって本当に価値ある1本はどちらなのか、選び方のヒントをお届けします。

#16202ST.OO.1240ST.02

オーデマ・ピゲの「ロイヤルオークジャンボエクストラシン」に属するこのモデルは、39mmのケース径と8.1mmの薄型ケースを採用。素材には18Kホワイトゴールドを使用し、ケース全体に贅沢なダイヤモンドが敷き詰められています。具体的には、ケースに約138石（約2.64カラット）、ダイヤルに約422石（1.63カラット）、ブレスレットに約968石（約4.02カラット）ものブリリアントカットダイヤモンドが使用され、まさに“ジュエリーウォッチ”の粋を極めた一本です。

1‑2. 16202ST.OO.1240ST.02とは？

こちらも同様に39mm径・8.1mm厚の「ジャンボ」モデルですが、素材はステンレススティール。ブルーのダイヤルには「プチ・タペストリー」模様が施されており、ホワイトゴールド製のインデックスと針がクラシカルで洗練された印象を演出します。ステンレス製の一体型ブレスレットにより、カジュアルからフォーマルまで幅広く活躍するモデルです。

2. デザインと素材の比較

16202BC.ZZ.1241BC.01
ラグジュアリーさを最重視したモデル。全面にセッティングされたダイヤモンドとホワイトゴールドの光沢が合わさり、まさに“装飾美”を体現するタイムピースです。視覚的インパクトと宝飾的価値が非常に高く、特別なシーンに映える仕様となっています。
16202ST.OO.1240ST.02
一方で、16202STは実用性とデザインのバランスが秀逸。落ち着いたブルーダイヤルとステンレス素材の融合により、シーンを選ばず活躍します。歴代ロイヤルオークの伝統を色濃く受け継ぎながら、現代的なエレガンスを纏ったデザインです。

3. ムーブメントと機能詳細

#16202ST.OO.1240ST.02

両モデルに搭載されているのは、自社製自動巻ムーブメント「キャリバー7121」。パワーリザーブは約52〜55時間で、振動数は28,800回／時（4Hz）。部品点数は268点、ジュエル数は33石で、精度と耐久性を兼ね備えた設計が特徴です。

このムーブメントは、従来のジャンボモデルよりもさらに薄型でありながら、高い精度と耐久性を確保しています。ローターには22Kゴールドが使われ、裏蓋からはその美しい仕上げを鑑賞することも可能です。

4. 相場・価格情報

16202ST.OO.1240ST.02（ステンレス・青文字盤）
メーカー希望価格は約38,000ドルとされていますが、実勢価格は約65,000〜74,000ドルで取引されることが多く、人気の高さが伺えます。状態や流通量によっては、それ以上の価格で販売されることもあります。
16202BC.ZZ.1241BC.01（ダイヤモンド・ホワイトゴールド）
こちらは極めて流通量が少ないため、価格帯も大きく振れ幅があります。市場ではおおよそ200,000〜400,000ドルのレンジで販売されており、ダイヤモンドの装飾量やコンディション、付属品の有無などで大きく異なります。

5. まとめ：選ぶならどちら？

#16202ST.OO.1240ST.02

宝飾性と希少性を重視するなら16202BC.ZZ.1241BC.01
ダイヤモンドによる圧倒的な存在感は、ファッション性やコレクターズアイテムとしての魅力を十分に兼ね備えています。限定的な流通量も希少価値を高めています。
実用性とクラシックなデザインを求めるなら16202ST.OO.1240ST.02
日常使いできる堅牢性と、ロイヤルオーク伝統の美しさを両立した一本。将来的な価値の上昇も期待できる堅実な選択肢です。