【“ジャンボ”39mmに最先端を凝縮】ロイヤル オーク エクストラ シン フライング トゥールビヨン クロノグラフ RD#5(Ref. 26545XT.OO.1240XT.01)

“薄さ”と“操作性”を両立させながら、フライング・トゥールビヨンとフライバック・クロノグラフを39mmの“ジャンボ”ケースに収めたのがRD#5(Ref. 26545XT.OO.1240XT.01)です。新開発Cal.8100の設計思想は、複雑機構を「薄く載せる」のではなく、使い心地まで含めて“ゼロから組み直す”ことにあります。

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目次

目次

  1. RD#5とは何か——“研究開発”がロイヤル オークにもたらしたもの
  2. 39mm×8.1mmの設計美——チタン×BMGが作る軽さと硬質感
  3. 新開発Cal.8100の核心——薄型でフライバック、しかもトゥールビヨン
  4. 26545XTの価値——着け心地、読みやすさ、そしてコレクション性

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本文

1. RD#5とは何か——“研究開発”がロイヤル オークにもたらしたもの

RD#5は、オーデマ ピゲのR&D(研究開発)プラットフォームから生まれた「薄型×複雑機構」の到達点のひとつです。今回の舞台はロイヤル オークの象徴ともいえる“ジャンボ”39mmケースで、150周年を記念する150本限定として設定されています。

RD#5の面白さは、スペックの足し算ではなく「クロノグラフの操作感」まで含めて再設計している点。一般的に薄型化は操作系の犠牲を伴いがちですが、RD#5はそこを真正面から解きにいっています。

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2. 39mm×8.1mmの設計美——チタン×BMGが作る軽さと硬質感

ケースは39mm、厚さ8.1mm、防水20m。素材はチタンを基調に、ベゼル/ケースバック/プッシャー/クラウンの“チップ”に**BMG(Bulk Metallic Glass)**を組み合わせています。
このBMGは、外観上の艶や硬質感に加え、実用面(耐傷性など)も狙った素材使いとして語られることが多いポイントです。

ダイヤルはブルーの「プチ・タペストリー」。3時と9時に左右対称のカウンター配置で、インナーベゼルはシルバーグレー調。針とインデックスは18Kホワイトゴールド製の蓄光で、視認性の“普通さ”を死守しているのが好印象です。

要するに、見た目はロイヤル オーク“ジャンボ”の文法に忠実なのに、中身はまるで別物——このギャップがRD#5の魅力になります。

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3. 新開発Cal.8100の核心——薄型でフライバック、しかもトゥールビヨン

搭載ムーブメントは新開発の自動巻きCal.8100。機能はフライング・トゥールビヨン/フライバック・クロノグラフ/時分表示で、パワーリザーブ72時間、振動数3Hz、部品数379、厚さ4.0mm、外径31.4mmというプロフィールです。

注目はクロノグラフ機構。APはCal.8100について、特許取得のリセット機構、そして垂直クラッチ&コラムホイールを明記しています。
さらに専門メディアでは、従来型のゼロリセット(ハンマー&ハートカム)を根本から置き換える発想や、操作荷重・ストロークを見直した“押し心地”がRD#5の肝として解説されています。

「薄いのに、クロノが気持ちいい」——RD#5が狙ったのは、まさにそこです。

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4. 26545XTの価値——着け心地、読みやすさ、そしてコレクション性

39mm“ジャンボ”ケース、薄さ8.1mm、チタン主体の構成は、スペック上も体感上も“軽さ”に直結します。加えてBMGの質感が、単なる軽量スポーツではない緊張感を足しています。

コレクション性の面では、150周年の150本限定であること、そしてCal.8100という新基軸ムーブメントの初期世代であることが、長期的な物語を作ります。
価格は媒体によってCHF 260,000として報じられていますが(市場や税条件で変動し得るため参考値)、いずれにせよ“薄型複雑機構×ロイヤル オーク”の中でも象徴的な立ち位置にある一本です。

RD#5は、トゥールビヨンやクロノグラフを「見せるため」だけではなく、“毎回押したくなる操作感”まで含めて価値に変えたロイヤル オーク——そう捉えると、この長い正式名称も腑に落ちてきます。

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