【“ミッドナイトブルー”か、“シルバーオパーリン”か】パトリモニー・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー(43175/000R-B519/43175/000R-9687)を正確に比較

ヴァシュロン・コンスタンタンの「パトリモニー・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー」は、直径41mm×厚さ8.91mmという端正な薄型ケースに、厚さ4.05mmの超薄型自動巻き永久カレンダームーブメント Cal.1120 QP を搭載するドレス・グランドコンプリケーションです。ここでは、同じピンクゴールドケースを共有しつつ“表情”が大きく異なる 43175/000R-B519 と 43175/000R-9687 を、スペックに基づいて整理します。 

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目次

  1. まず押さえる共通スペック(ケース/防水/認証)
  2. 文字盤・ムーンフェイズ・ストラップの違い(B519 vs 9687)
  3. Cal.1120 QPの見どころ(永久カレンダー表示と薄さの価値)
  4. どちらを選ぶべきか(着用シーン/選び方の勘所)

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  1. まず押さえる共通スペック(ケース/防水/認証)
    両リファレンスは、18Kピンクゴールドケース/直径41mm/厚さ8.91mm/3気圧防水、そしてシースルーバックを共通項に持ちます。いわゆる“薄い永久カレンダー”でありながら、視認性と均整の取れたパトリモニーらしいプロポーションが核です。 
    さらに重要なのが、両者とも ジュネーブ・シール(Hallmark of Geneva) を取得している点。仕上げや品質基準を含む認証で、同モデルが「工芸としての完成度」を強く打ち出していることが分かります。 

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  1. 文字盤・ムーンフェイズ・ストラップの違い(B519 vs 9687)
    ここが2本の“性格”を決める最大の違いです。
  • 43175/000R-B519
    • 文字盤は ミッドナイトブルー(サンバーストサテン仕上げ)。外周には“パール”状の分目盛(48個の18Kゴールドのポリッシュド・パール)を配し、夜の気配を纏うドレス感が魅力です。 
    • ムーンフェイズは 18Kゴールドの月ディスクにシャンルヴェ・エナメルの夜空+手仕上げの月 という、装飾性の高さが明確な仕様。 
    • ストラップは ダークブルーのアリゲーター、バックルは PG製トリプル・フォールディングクラスプ。 
  • 43175/000R-9687
    • 文字盤は シルバートーンのオパーリン。同じ“パール”分目盛を持ちながら、全体は明るくクラシック寄りで、フォーマルにもビジネスにも寄せやすい表情です。 
    • ムーンフェイズは 18Kゴールドの月+星空 表現(B519のようなエナメル表記は公式スペック上は明示されていません)。 
    • ストラップは ブラウンのアリゲーター、バックルは同じく PG製トリプル・フォールディングクラスプ。 

※どちらも、外周の“48パール”ミニッツトラックがパトリモニーらしい静かな華やかさを作りますが、B519は「夜のラグジュアリー」、**9687は「昼の端正」**という方向性が分かりやすいです。 

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  1. Cal.1120 QPの見どころ(永久カレンダー表示と薄さの価値)
    搭載ムーブメントは両者共通で 自動巻き Cal.1120 QP。直径29.6mm、厚さ4.05mm、パワーリザーブ約40時間、振動数19,800 vph、部品数276、石数36という公表値が並びます。 
    機能は、針表示の永久カレンダー(曜日/日付/月/閏年=48か月カウンター)+ムーンフェイズ。公式説明では“2100年まで正確に時を刻む”という永久カレンダーの実用的側面も強調されています。 

このモデルの価値は、「薄さ=正義」だけではありません。薄型ゆえにドレスウォッチとしての袖口の収まりが良く、さらにシースルーバックからは手仕上げと認証(ジュネーブ・シール)の文脈が視覚化されます。 
加えて、2019年の登場時から“ローズゴールド×ブルー”の組み合わせは注目点として語られてきました(B519のキャラクター理解に役立つ背景情報)。 

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  1. どちらを選ぶべきか(着用シーン/選び方の勘所)
  • B519が刺さる人
    • ネイビー系のスーツ、夜の会食、ドレスアップなど「光量の低い場で色気が出る時計」を探している
    • エナメル表現を含むムーンフェイズの“工芸味”も重視したい 
  • 9687が刺さる人
    • 冠婚葬祭〜ビジネスまで、明るいダイヤルで万能に寄せたい
    • 「永久カレンダー=知性と端正さ」を、よりクラシックに纏いたい 

4-1. まとめ(選び方を一言で)
華やかさと深みで選ぶならB519(ミッドナイトブルー)汎用性と端正さで選ぶなら9687(シルバーオパーリン)。ベースは同一の薄型永久カレンダーなので、最終的には“文字盤の光の出方”と“ストラップ色が手持ちの服にどう馴染むか”で決めるのが最短です。

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