【薄型2針の正統】パトリモニー・マニュアルワインディング 81180(PG/WG)徹底比較:ブルーの色気か、シルバーの端正か

ヴァシュロン・コンスタンタンの「パトリモニー」81180は、40mm×約6.8mmの薄型ケースに、2針のミニマルを突き詰めた手巻きドレスウォッチです。今回扱う 81180/000R-B518(PG)、81180/000R-9159(PG)、81180/000G-9117(WG) は、同じ設計思想とムーブメントを共有しながら、ダイヤルカラーと素材の違いで“似て非なる表情”を見せます。選び方の軸を「色」「質感」「使うシーン」に分解して、わかりやすく整理します。

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目次
- 81180というモデルの立ち位置(共通スペック)
- 3リファレンスの違いを一気に比較(PGブルー/PGシルバー/WGシルバー)
- どれを選ぶべき?用途別おすすめ
- 購入前に押さえるチェックポイント(厚み・防水・裏蓋・ストラップ)
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本文
1. 81180というモデルの立ち位置(共通スペック)
81180は、装飾を足すのではなく“引く”ことで完成させるタイプのパトリモニー。ケース径は 40mm、厚み 6.79mm、防水 3気圧(30m)。いずれも裏蓋はソリッドバックで、ドレス方向に振り切った構成です。
搭載ムーブメントは Cal.1400(手巻き)。機能は時・分の2針、パワーリザーブ 約38時間、振動数 4Hz(28,800 vph)。そして3本すべてが**ジュネーブ・シール(Hallmark of Geneva)**表記で、仕上げ品質を強く担保します。
2. 3リファレンスの違いを一気に比較(PGブルー/PGシルバー/WGシルバー)
ここからは「見た目の印象を決める要素」を中心に差分を整理します。
- 81180/000R-B518(PG)
- ダイヤル:ミッドナイトブルー(サンバーストのサテン仕上げ)
- ストラップ:ダークブルーのアリゲーター
- 尾錠:18Kピンクゴールド
“王道ドレス”に、色気と現代性をひとさじ足した一本。ブルーが主役なので、装いはネイビー〜グレー系でまとめると完成度が上がります。
- 81180/000R-9159(PG)
- ダイヤル:シルバートーン(オパーリン)
- ストラップ:ブラウンのアリゲーター
- 尾錠:18Kピンクゴールド
“最もクラシックに見えるPG”。暖色のケース×ニュートラルなダイヤルで、式典・会食などフォーマルにも寄せやすいバランスです。
- 81180/000G-9117(WG)
- ダイヤル:シルバートーン(オパーリン)
- ストラップ:ブラックのアリゲーター
- 尾錠:ホワイトゴールド
色味を抑えた“静かな上質”。スーツやモノトーンの装いに溶け込み、時計だけが悪目立ちしないのが強みです。
※3本とも、外周部は分目盛りを備え、バトン針・植字インデックスで徹底して端正な表情に揃えています。
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3. どれを選ぶべき?用途別おすすめ
- 「一本で洒落感まで欲しい」→ 81180/000R-B518(PG×ミッドナイトブルー)
時計が“会話のきっかけ”になりやすく、ドレスにもビジカジにも寄せやすい。 - 「フォーマル軸で、肌なじみ重視」→ 81180/000R-9159(PG×シルバー)
PGの温かみを残しつつ、シルバーダイヤルで整う。式典・会食・スーツ中心の方に相性が良い選択。 - 「控えめに良さを出したい/黒靴・黒ベルトが多い」→ 81180/000G-9117(WG×シルバー)
ブラックストラップで締まり、ビジネスの“正装”に最短距離。さりげなく格の違いを出せます。
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4. 購入前に押さえるチェックポイント(厚み・防水・裏蓋・ストラップ)

- 薄さは美点だが、扱いは丁寧に:6.79mm は着け心地が軽快な反面、机の角などに当てやすいので所作は意識したいところ。
- 防水は3気圧:日常生活レベル想定。水回り作業や入浴・水泳は避けるのが安全です。
- ソリッドバック:裏側で語るより、正面の端正さで勝負する設計。刻印など“自分だけの意味付け”とも相性が良い。
- ストラップ色が印象の半分を決める:B518はブルー、9159はブラウン、9117はブラック。普段の革小物の色に合わせると失敗しにくいです。
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まとめ

81180の3本は、ベースは同じ“薄型2針の正統派”でありながら、B518=ブルーで色気と今っぽさ、9159=PG×シルバーで王道のクラシック、9117=WG×シルバーで静かな端正と、キャラクターが明確に分かれます。迷ったら「普段の装い(ネイビー系/茶革多め/黒小物中心)」に合わせると、最短で“似合う一本”に着地します。





