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ウブロは、スイスの伝統と革新を融合させた高級時計ブランドとして知られ、「アート・オブ・フュージョン（異素材融合の芸術）」をコンセプトに世界中の時計ファンを魅了し続けています。そんなウブロの人気シリーズ「ビッグ・バン メカ‑10」から2025年、ニューヨークにインスパイアされた新作「コンクリートジャングル」（Ref. 424.XC.5510.NR.NYC25）が登場しました。コンクリート製ケースという大胆な素材使いと、10日間のロングパワーリザーブを実現する手巻きムーブメントが特徴の本モデル。その魅力を細部まで解説します。

目次

1. ウブロとはどんなブランドか

2. ビッグ・バン メカ‑10 コンクリートジャングルの特徴

3. 素材とデザインの革新性

4. まとめ

1. ウブロとはどんなブランドか

#Ref. 424.XC.5510.NR.NYC25

ウブロ（HUBLOT）は1980年にスイスで創業された比較的新しい高級時計ブランドですが、その革新的なアプローチで瞬く間に業界の注目を集めました。特に有名なのが、ゴールドとラバーという異なる素材を組み合わせた腕時計で、従来の常識を打ち破ったデザインと実用性を両立したことから「アート・オブ・フュージョン」の体現者とも称されています。

2005年には、ウブロを代表するコレクション「ビッグ・バン」が登場。複雑な構造美とダイナミックな存在感で世界中に多くのファンを獲得しています。その後、「メカ-10」はビッグ・バンの進化系として誕生し、自社開発の手巻きムーブメントHUB1201を搭載。10日間のパワーリザーブを誇る革新的なモデルとして評価されています。

2. ビッグ・バン メカ‑10 コンクリートジャングルの特徴

#Ref. 424.XC.5510.NR.NYC25

今回紹介する「ビッグ・バン メカ‑10 コンクリートジャングル」は、ウブロが2025年に発表したニューヨーク限定のスペシャルモデルです。44mm径の大型ケースは、なんと本物のコンクリートを素材として使用。この斬新な選択は、ニューヨークの都市的で硬質なイメージ、“コンクリート・ジャングル”の異名を具現化したものであり、ファッション性とコンセプト性が融合した1本となっています。

ムーブメントは、ウブロ自社製の手巻きキャリバーHUB1201。3Hz（21,600振動／時）の振動数を持ち、驚異の10日間＝240時間のロングパワーリザーブを実現しています。文字盤上にはスケルトン仕様で、その内部機構が視覚的に楽しめるデザインです。6時位置にはパワーリザーブインジケーター、9時位置にはスモールセコンドを配置し、機能美も高いレベルで成立させています。

また、サファイアクリスタルを用いたケース側面と、ベルクロ＋グレーラバーのストラップを採用しており、ハードな素材感と軽快な着け心地のバランスにもこだわりが見えます。

3. 素材とデザインの革新性

#Ref. 424.XC.5510.NR.NYC25

このモデルの最大の特徴は、なんといっても「コンクリートケース」。セメントにエポキシ樹脂とガラス繊維を加えて形成され、防汚性やUV耐性も考慮された高度な技術の結晶です。一般的には使用されない素材であるコンクリートを時計に応用することで、ウブロの“異素材融合”の哲学がまたひとつ進化したことを示しています。

さらにケースサイドには半透明のサファイアクリスタルを採用し、内部構造が透けて見える演出がなされています。メカ-10の特徴であるスケルトン構造と相まって、まさに「見て楽しむ」ための機械式時計としての魅力を最大限に引き出しています。

ストラップもまた印象的で、ファブリック素材のベルクロストラップに加え、交換用のブラックラバーストラップも付属。ウブロ独自の「ワンクリック」システムにより、シーンや気分に応じて素早く交換が可能です。

4. まとめ

#Ref. 424.XC.5510.NR.NYC25

ウブロの2025年新作「ビッグ・バン メカ‑10 コンクリートジャングル」は、ブランドの代名詞とも言える“アート・オブ・フュージョン”を象徴する1本です。コンクリートという異例の素材を使用しながらも、スイス高級時計ならではの精巧なムーブメントと融合させることで、単なる奇抜さに留まらない完成度を誇ります。

また、自社開発のHUB1201ムーブメントによる10日間のパワーリザーブは、機能面でも非常に優れており、見た目と性能を両立しています。限定モデルとしての希少性も高く、所有する喜びを十分に感じさせてくれる作品です。

革新と伝統の融合を体現するこのモデルは、まさに現代のラグジュアリーウォッチ市場におけるウブロの立ち位置を再確認させてくれる1本といえるでしょう。