ロレックス
ROLEX
ラグジュアリースポーツの最前線を走る「オーデマ ピゲ」が、2025年も新たな挑戦を見せてくれました。ロイヤルオーク オフショアの新作として登場した2モデルは、素材、サイズ、デザインすべてにおいて“進化”の証です。グリーン×ブラックの43mmか、フルブラックの42mmか。今、選ぶ価値のある1本をご紹介します。
オーデマ ピゲとロイヤルオーク オフショアの系譜
43mm Ref.26420CE.OO.A063VE.01 の特徴
42mm Ref.26238CE.OO.1300CE.02 の特徴
共通スペックとスペック比較表
まとめ
スイスのル・ブラッシュで1875年に創業された**オーデマ ピゲ(Audemars Piguet)**は、現在も創業者一族によって経営される数少ないマニュファクチュールブランドです。精密な機械式時計作りに定評があり、世界三大時計ブランドの一角として名を馳せています。
その中でも1972年に発表された「ロイヤルオーク」は、ステンレス製スポーツウォッチという革新的なスタイルで時計界に革命を起こしました。そしてその進化系として1993年に登場したのが「ロイヤルオーク オフショア」。大胆なサイズ感と重厚なデザイン、スポーティーな要素を強調したこのモデルは、よりアクティブなユーザー層に支持され、現在に至るまで多くのバリエーションが展開されています。
特に**クロノグラフ(Chronograph)**仕様は、ロイヤルオーク オフショアを象徴する構成のひとつ。高い視認性と機能性、そして複雑ムーブメントを搭載したモデルとして人気が高く、ラグジュアリースポーツウォッチの代名詞ともいえる存在です。
2025年のロイヤルオーク オフショア新作として注目されているのが、直径43mmのRef.26420CE.OO.A063VE.01です。このモデルは、視覚的にも非常にインパクトのあるグリーンとブラックのコントラストを取り入れたデザインが特徴。ブラックセラミック製のケースに、鮮やかなグリーンのセラミックベゼルとプッシャーを組み合わせることで、スポーティーでありながら洗練された印象を与えています。
ダイヤルは「Méga Tapisserie(メガ・タペストリー)」パターンのグリーンで、3つのブラックインダイヤルとのカラーコントラストが絶妙。夜光付きのホワイトゴールド製インデックスや針が、暗所でも高い視認性を確保します。
搭載されているムーブメントは、自社製キャリバー4401。垂直クラッチとコラムホイールを備えたフライバッククロノグラフ仕様で、スムーズかつ高精度な計測を実現します。パワーリザーブは最大70時間。さらにサファイアクリスタル製のケースバックからは、その複雑な構造を堪能することが可能です。
ストラップには深いグリーンのレザーを採用し、カジュアルにもフォーマルにも映える仕上がり。ブラックのラバーストラップも付属しており、シーンに応じた付け替えも容易です。価格は税込8,415,000円と、素材・機能・ブランド力を考慮すれば妥当なレンジに設定されています。
一方、もうひとつの新作「Ref.26238CE.OO.1300CE.02」は、ブラックで統一されたクールな印象の42mmモデルです。ケース、ベゼル、プッシャー、そしてブレスレットに至るまで、ブラックセラミックがふんだんに使用されており、まさに“フルセラミック”の異名を取るにふさわしい仕上がりとなっています。
ダイヤルはブラックの「Méga Tapisserie」装飾が施されており、インダイヤルやインナーベゼルもブラックで統一。インデックスと針はホワイトゴールド製ながらもブラックコーティングが施され、全体のデザインと高次元で融合しています。
ムーブメントはキャリバー4404を搭載。こちらもフライバッククロノグラフ機構付きで、垂直クラッチとコラムホイールを組み合わせた先進構造が特徴です。ムーブメントの違いとしては、4404はインダイヤルの配置や操作感に若干の違いがあり、デザインとの統一感もより意識されたセッティングになっています。
このモデルの魅力は何といってもセラミックブレスレット。軽量で耐傷性に優れ、手首へのフィット感も抜群。価格はヨーロッパ圏で約86,600ユーロ、日本円換算で約1,400万円前後となり、特に流通量の少ないモデルとして注目されています。
2025年のロイヤルオーク オフショア クロノグラフは、どちらのモデルも独自の個性と魅力を備えています。
Ref.26420CE(43mm)は、グリーンとブラックのコンビネーションが鮮烈で、ファッション性の高い一本。交換可能なストラップも魅力で、カジュアルにもドレスシーンにも映えます。やや大ぶりなサイズ感も、スポーティーなスタイルを好む方にはたまらないでしょう。
一方、Ref.26238CE(42mm)は、完全なブラックで統一されたミニマルな美しさが光ります。セラミックブレスレットの質感と高級感は、他のモデルにはないラグジュアリー性を演出。無骨ながらも洗練された、真のオフショア愛好家向けの1本といえます。
ムーブメントに関してはどちらも最先端のスペックを誇り、見た目だけでなく内部機構までこだわり抜かれた仕様。選ぶ際は、デザインの好みと装着感を重視して選ぶのが正解です。
オーデマ ピゲの魅力が詰まったこの2本、ぜひ正規販売店やサロンで実物に触れ、その存在感と完成度を体感してください。