【カーボンTPT×高級スポーツ時計】リシャール・ミルRM75-01とRM07-04：スポーツとデザインの究極の融合

近年、リシャール・ミルが注力するカーボンTPT®（およびその姉妹素材Quartz TPT®）採用のハイエンドスポーツモデルが注目を集めています。本記事では、トノー型の男性向けフライング・トゥールビヨン「RM 75‑01」と、女性アスリートとの共同開発によるスポーツ×ジュエリー融合モデル「RM 07‑04」を掘り下げ、それぞれが「軽量性・耐衝撃性・機能性」にこだわった革新的素材と設計をどのように体現しているかを比較します。

カーボンTPT®とは何か？特性と技術背景
RM 75‑01：男性向けトノーデザイン×建築的フライング構造
RM 07‑04：スポーツとジュエリーの融合—女性向け軽量カーボン
共通点まとめ：素材・耐衝撃・実用性の軸で見た両モデルの未来

1. カーボンTPT®とは何か？特性と技術背景

カーボンTPT®は、NTPT社とリシャール・ミルの共同開発によるプレグイン材料で、45 μmの炭素繊維を積層し、6 bar圧下・120 ℃で硬化させた複合素材です。その断層模様は一つとして同じ柄がなく、軽量かつステンレス鋼の数倍の強度を持ちます。Quartz TPT®は、石英繊維を同様に積層することでカラー展開を可能にし、視覚的華やかさにも貢献しています。

2. RM 75‑01：男性向けトノーデザイン×建築的フライング構造

RM 75‑01は手巻きフライング・トゥールビヨンとフライング・バレルを備えるトノー型モデルで、建築的に構成されたスケルトン構造により“飛翔感”を演出。ムーブメントはチタン（グレード5）＋5Nゴールド＋PVD処理で耐衝撃性と剛性を両立し、巻き上げ機構は65時間のパワーリザーブを備えます。さらにサファイアケースの採用により、1000時間以上の加工工数がかかる透明性と耐久性を実現。

3. RM 07‑04：スポーツとジュエリーの融合—女性向け軽量カーボン

RM 07‑04は、Carbon TPT®およびQuartz TPT®ケースを採用した女性向けスポーツモデルで、6人の女性アスリートとの共同開発により、軽量かつ耐ショック性高い自動巻きムーブメント（自社CRMA8搭載）を実現。ケースを含む重量は僅か36g、5,000Gの耐衝撃性能を備え、プッシュボタン式機能切替（巻き上げ・中立・時刻設定）も搭載。スポーティさと高級感が調和したデザインは、日常と競技の両立を目指す女性に最適です。

4. 共通点まとめ：素材・耐衝撃・実用性の軸で見た両モデルの未来

カーボンTPT®という共通素材：どちらも軽量かつ高耐久なTPT®素材をケースに採用し、リシャール・ミルのブランドアイデンティティになっている。
ムーブメントの耐衝撃設計：RM 75‑01は飛行式トゥールビヨン＋チタン構造で高度な衝撃対策。RM 07‑04は5,000Gに耐える自動巻き設計でスポーツ対応。
機能性重視の構造：巻き上げ・機能切替の操作性、長時間稼働、透明性、軽さ、衝撃対策、そしてデザイン的優位性を両立している点が未来志向です。

結びに

RM 75‑01とRM 07‑04はどちらも、リシャール・ミルが誇る素材技術（カーボンTPT®／Quartz TPT®）、ムーブメント設計、そしてデザインを結集した最先端スポーツウォッチです。「芸術×工学」「耐衝撃×美麗」「軽さ×耐久」という相反する価値を高度に融合し、時計の未来を確実に切り拓いています。これらのモデルは単なる「高級時計」ではなく、技術革新そのものの象徴と言えるでしょう。