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    【世界限定5点の新作】時を秘めたジュエリー──シャネル「リオン リングウォッチ」登場③

    【世界限定5点の新作】時を秘めたジュエリー──シャネル「リオン リングウォッチ」登場③

    リード文


    パリ発、シャネルから2025年に発表されたのは、“ライオン”を纏うリング型のジュエリーウォッチ。『マドモアゼル リオン リング ウォッチ』と名付けられたその新作は、¥32,560,000と¥51,150,000の2モデル展開。どちらも世界限定5点という希少性を誇り、手元で時を秘めるアートピースです。本記事では、2つのモデルの魅力と違いを通して、シャネルが描いた“新たな時間のかたち”を読み解きます。


    目次

    1. シャネルというブランドとココ・シャネルの精神
       1-1. シャネルが築いた革新の美学
       1-2. ココ・シャネルという女性の生涯と影響力

    2. 両モデルに共通する特徴
       2-1. デザイン・コンセプト
       2-2. 技術と希少性

    3. 2モデルの共通点と相違点
       3-1. 宝石装飾と素材の差異
       3-2. 見た目の印象と造形の違い

    4. まとめ

     


    1. シャネルというブランドとココ・シャネルの精神

    1-1. シャネルが築いた革新の美学

    1910年、パリにて誕生したシャネルは、女性の自由と自立を体現するファッションブランドとして発展しました。コルセットを捨て、シンプルかつ機能的な服を提案し、女性たちに“動きやすさ”と“凛とした美しさ”をもたらしたのです。リトルブラックドレス、シャネルNo.5、ツイードジャケット、そして2.55バッグなど、多くの革新的なアイコンを世に送り出しました。

    また、シャネルはジュエリーやウォッチの分野においても独自の世界観を展開。高級感のなかにある“意外性”や“静かな強さ”を軸に、ジュエリーで時間を装うという新たな価値観を提案しています。

    1-2. ココ・シャネルという女性の生涯と影響力

    ガブリエル・“ココ”・シャネルは、1883年にフランスで生まれました。孤児院で育ち、帽子デザイナーとしてキャリアをスタート。その後、自身の名を冠したメゾンを設立し、20世紀のモードを根底から変革する存在となりました。

    彼女は“簡素さはエレガンスの鍵”とし、女性の身体と生き方を縛るものに挑戦しました。強く、独立し、自分の道を歩む女性像を理想とし、自らの人生でもそれを体現。彼女の“自分らしく生きる”という精神は、現在のシャネル製品すべてに流れています。


    2. 両モデルに共通する特徴

    #マドモアゼル リオン リング ウォッチ ¥32,560,000

    2-1. デザイン・コンセプト

    2025年に発表された「マドモアゼル リオン リング ウォッチ」は、ココ・シャネルが愛した“ライオン”をモチーフとする作品です。彼女が獅子座だったことに加え、ライオンは「強さ」「守護」「高潔さ」の象徴。シャネルでは以前からライオンが様々なクリエーションに登場しており、その流れを継いでリングウォッチに落とし込まれています。

    双頭のライオンが向き合う造形は「トワ・エ・モワ(あなたと私)」を意味し、愛と絆を象徴。リングという日常的なジュエリーに時を刻む機能を秘めさせた発想も、機能と美の調和を大切にするシャネルらしい哲学を反映しています。

    2-2. 技術と希少性

    2モデル共通して、時計部分はリング上部に巧妙に隠された“シークレットウォッチ”仕様。開閉式のライオン造形を開くと、小さな文字盤が姿を現します。この構造は極めて高度なクラフツマンシップを必要とし、ジュエリー職人と時計職人のコラボレーションによって成立しています。

    そして何より特筆すべきは、その生産数。いずれのモデルも世界限定5点という、極めて限られた個数しか作られておらず、まさに「持つ者を選ぶ時計」と言える存在です。


    3. 2モデルの共通点と相違点

    #マドモアゼル リオン リング ウォッチ ¥51,150,000

    3-1. 宝石装飾と素材の差異

    2モデルの価格差は、使用される宝石の種類と量、そして素材の仕上げに由来します。¥32,560,000モデルはイエローゴールドを基調に、バゲットカットダイヤモンドを用いた端正なデザイン。一方、¥51,150,000モデルはさらに重厚で、ブラックラッカーやオニキス、254個以上のダイヤモンドが施され、圧倒的な輝きと贅沢さを演出します。

    3-2. 見た目の印象と造形の違い

    見た目においても両者には差があります。¥32,560,000モデルは細身で洗練された印象、日常的なエレガンスを追求。一方で、¥51,150,000モデルは大胆で立体的なライオン造形を用い、アートピースのような存在感を放ちます。リングのボリューム、輝き、着用感など、すべてが異なり、装着する人の美意識に応える二面性を備えています。


    4. まとめ

    「マドモアゼル リオン リング ウォッチ」は、ただの高級時計ではありません。それはシャネルが掲げる“女性の自由と自立”を体現する哲学であり、ココ・シャネルが遺した美意識の結晶です。2つのモデルはいずれも、同じ“魂”を宿しながら、異なる美の解釈を示しています。どちらも唯一無二の価値を持ち、手にすることはその人自身の生き方や信念の表明にほかなりません。このリングウォッチは、“時間をまとう”ための芸術であり、シャネルというブランドが時代を超えて語りかけるメッセージなのです。