【宝飾×スポーツラグジュアリー】ヴァシュロン「オーヴァーシーズ」35mm ハイジュエリー徹底解説(4617V/215G-H039|WG/4617V/215R-H040|PG)

オーヴァーシーズの“日常で使えるスポーツラグジュアリー”という文脈に、メゾンのハイジュエリー技術を真正面から掛け合わせたのが、この35mm自動巻きハイジュエリー2本です。ケース〜ダイヤル〜ブレスまで全面をダイヤモンドで覆いながら、50m防水・反磁性・工具不要のストラップ交換など、オーヴァーシーズらしい実用性も捨てていません。公式スペックでは厚さ9.83mmで、搭載ムーブメントは自社Cal.1088/1(40時間パワーリザーブ、4Hz)。 


目次

目次

  1. 2本の立ち位置:35mmハイジュエリー・オーヴァーシーズとは
  2. 外装と宝飾:どこが“ハイジュエリー”なのか
  3. ムーブメント:Cal.1088/1が支える薄さと実用性
  4. 選び方:ホワイトゴールド vs ピンクゴールド、手元の印象で決める

1. 2本の立ち位置:35mmハイジュエリー・オーヴァーシーズとは

この2モデルは、オーヴァーシーズ35mmケースを土台に「全面フルジェムセット」を与えた“初”のハイジュエリー仕様として紹介されています。 

1-1. 「スポーツ×宝飾」を成立させる条件

  • 50m防水(5 bar)反磁性表記サファイアシースルーバックを備え、見た目だけのドレス宝飾に留めない設計です。 
  • さらにブレス/ストラップが工具なしで交換可能で、同梱は“3本”(メタルブレス+レザー+ラバー)。 

1-2. 35mmケースというサイズの意味

35mmのオーヴァーシーズは近年拡充されたサイズ領域で、ハイジュエリー化によって「一本で完結するジュエリーウォッチ」の説得力が一段上がっています(多くの媒体が“35mmケースの導入は2023年”と説明)。 


2. 外装と宝飾:どこが“ハイジュエリー”なのか

まず結論から言うと、見た目の派手さよりもセッティング技術の使い分けが主役です。

2-1. ベゼル:インビジブルセッティングで“マルタ十字”を際立てる

オーヴァーシーズの象徴であるベゼルは、**バゲットカットダイヤ60石(約2.28ct)**をインビジブル(見えない爪)でセットする構成が語られています。 

2-2. ダイヤル:スノーセッティングで“雪面の反射”を作る

ホワイトゴールド(4617V/215G-H039)の公式記載では、

  • ダイヤル:ブリリアントカット314石(約1.65ct)
  • 時標:バゲットカット12石(約0.32ct)
  • 針はブルーのスーパールミノバで視認性も確保
    と明記されています。 
    (ピンクゴールド側も同等仕様としてプレス資料で説明されています。) 

2-3. ブレスまで“全面”:合計1,430石という設計

プレス資料では、ケース/ダイヤル/ブレスまで含めて合計1,430石・約12.58ct、ブレス単体でも884石という情報が示されています。 
加えて、ピンバックル(尾錠)もダイヤ入りで交換可能というのが、使い手目線でかなり効いています。 

2-4. WGとRGの違いは「光の色」と「差し色」

  • 4617V/215G-H039(WG):付属レザーストラップはブルー系、ラバーはホワイト。 
  • 4617V/215R-H040(RG):付属レザーストラップはピンク系、ラバーはホワイト。 

3. ムーブメント:Cal.1088/1が支える薄さと実用性

両モデルの心臓部は自社製 Cal.1088/1。公式ページでも搭載が明記されています。 

3-1. 主要スペック(使い勝手に直結するところ)

  • 自動巻き/40時間パワーリザーブ4Hz(28,800振動)
  • センターセコンド+日付、**秒針停止(バランスストップ)**で合わせ込みも快適 

3-2. 厚みについて(情報のブレは“公式優先”が安心)

公式スペックではケース厚が9.83mm。 
一方で一部プレス系記事で8.43mm表記も見られますが、購入検討や商品説明では公式値(9.83mm)を採用するのが安全です。 


4. 選び方:ホワイトゴールド vs ピンクゴールド、手元の印象で決める

最後は“スペック差”より肌・服・ジュエリーとの相性で決めるのが正解です。

4-1. ホワイトゴールド(4617V/215G-H039)が刺さる人

  • 手元をクリーンに、硬質に見せたい
  • プラチナ/WGジュエリー、ホワイト系のリングと合わせたい
  • 付属のブルーアリゲーターで「オーヴァーシーズらしさ」を残したい 

4-2. ピンクゴールド(4617V/215R-H040)が刺さる人

  • 服や肌のトーンを温かくリッチにまとめたい
  • RGジュエリー、ゴールド系アクセと一体化させたい
  • 付属のピンク系アリゲーターで“色気”を足したい 
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