ロレックス
ROLEX
ジラール・ぺルゴが2025年に発表した「ロレアート スケルトン アストン マーティン エディション(Ref. 81015‑32‑3538‑32A)」は、世界でたった88本のみの限定モデルです。グリーンに輝くセラミックケースとブレスレット、スケルトン加工された自社製ムーブメント、自動巻きの洗練された設計。さらに、アストン マーティンとのコラボレーションによって生まれた英国流の高貴な美意識と技術美が融合した逸品です。本記事ではこの時計の魅力を、ロレアートとアストン マーティンそれぞれの背景にも触れつつ詳しくご紹介します。
ロレアートとはどんなコレクションか
アストン マーティンというブランドの重み
新作「ロレアート スケルトン アストン マーティン エディション」の詳細スペック
デザインと素材のこだわり
ジラール・ぺルゴの「ロレアート」は、1975年に誕生したスポーツウォッチの名作であり、クォーツ クロノメーターとして最初は登場しました。その斬新なデザインと精度の高さからイタリア語で「卒業生」を意味する “Laureato” と呼ばれ親しまれるようになり、モデル名として正式採用されるに至りました。
八角形ベゼルと統合されたブレスレット(integrated bracelet)、サテンとポリッシュの仕上げを巧みに使った独特の造形美は、1970年代に登場した他ブランドのスポーツウォッチ(APロイヤルオーク、パテック・フィリップのノーチラスなど)と肩を並べる存在です。このロレアートが持つ「スポーツとラグジュアリーの融合」は、今回のアストン マーティン エディションにも見事に引き継がれています。
アストン マーティンは、1913年にライオネル・マーティンとロバート・バムフォードによって創設されたイギリスの高級スポーツカー・グランドツアラーのブランドです。特に1950~60年代のDBシリーズは、その優美なデザインと高性能で名を馳せ、映画「007 ゴールドフィンガー」で登場したDB5は世界的なアイコンとなりました。
また、王室御用達ブランドとしての栄誉を持ち、卓越したデザインと技術を融合した車作りで知られてきました。アストン マーティンのブランド力と情熱は、時計という異なる世界においてもその価値を高めるパートナーシップと言えるでしょう。
リファレンス:81015‑32‑3538‑32A
素材/サイズ:グリーンセラミック製ケースとブレスレット、42mm径(厚みについては未公開)
限定数:世界限定88本
ムーブメント:スケルトン加工された自社製自動巻きムーブメント。グリーンPVD処理が施されたローターなど視覚的にも美しい仕上げ
セラミックは軽量で高硬度、アレルギーフリーという特徴を持ち、ラグジュアリーウォッチの素材として人気があります。ロレアートの八角形ベゼルにはサテン仕上げ、ケース本体には水平サテン仕上げとポリッシュ面の対比が美しく、統合型ブレスレットの設計も優れた装着感を生み出します。
文字盤はスケルトン仕様で、メインプレートやブリッジがスケルトン化され、機械美がダイレクトに楽しめます。アストン マーティンを象徴するレーシンググリーンが随所に施され、ローターやインデックスにもそのテーマが反映されている点が特徴的です。また、サファイアケースバックから見えるムーブメントにも、ブランドのロゴや精緻な装飾が組み込まれていることでしょう。
「ロレアート スケルトン アストン マーティン エディション Ref. 81015-32-3538-32A」は、1975年から続くロレアートのスポーツ・ラグジュアリーを象徴するラインと、英国を代表する高級ブランドであるアストン マーティンの誇りが融合した特別なモデルです。グリーンセラミックのケース、スケルトン化されたムーブメント、そして緑のレーシングフィーリングを感じさせる細部の演出は、限定88本という希少性とともに、オーナーにとって唯一無二の時計体験を提供します。ロレアートとアストン マーティン、それぞれのアイコニックな歴史と美学が融合したこの新作は、時計愛好家にも自動車ファンにも響く魅力を持つタイムピースです。