【王道×超絶機構】“トラディショナル”2本で味わう、トゥールビヨンの二つの表情

ヴァシュロン・コンスタンタンの「トラディショナル」は、レイルウェイミニッツトラックやドーフィン針など、ジュネーブの正統を現代に継承するドレスライン。その中でも5100T/000R-B623は“クロノグラフ×トゥールビヨン×パワーリザーブ”を端正にまとめ上げ、6035T/000R-B634は“39mmの自動巻きトゥールビヨン”にマザーオブパールとダイヤを添えて、静かな華やぎへ振り切ります。両者は同じピンクゴールドでも、狙いも着け味もまったく別物です。

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目次
- 2本の立ち位置:同じ「トラディショナル」でも別ジャンル
- 5100T/000R-B623:クロノグラフ・トゥールビヨンの“情報量”を整える
- 6035T/000R-B634:39mm自動巻きトゥールビヨンの“静かな艶”
- どちらを選ぶ?サイズ感・用途・キャラクターで決める
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1. 2本の立ち位置:同じ「トラディショナル」でも別ジャンル
1-1. 共通項は「クラシックの文法」
両モデルとも、トラディショナルらしい古典的なダイヤルレイアウト(レイルウェイトラック、ドーフィン針、アプライドインデックス)を土台にしつつ、ジュネーブ・シールを掲げる“仕上げの最高峰”クラスに属します。
1-2. 決定的な違いは「機構の盛り方」と「見せ方」
- 5100T:クロノグラフ+トゥールビヨン+パワーリザーブ表示を載せた“メカニカルな総合格闘技”
- 6035T:トゥールビヨンを主役に、MOPとダイヤで“余白の贅沢”を作るエレガンス路線
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2. 5100T/000R-B623:クロノグラフ・トゥールビヨンの“情報量”を整える


2-1. ケースと装着感(42.5mm、薄さ11.7mm、3気圧)
42.5mmという堂々サイズながら、厚さは11.7mm。複雑機構の塊としては“意外と抑えた厚み”で、ドレス寄りの収まりを狙った設計です。防水は3気圧(30m)で、立ち位置は完全にドレスコンプリケーション。
2-2. ダイヤルは「整然とした多機能」
- 3時位置:クロノグラフ45分積算計
- 6時位置:パワーリザーブ表示
- トゥールビヨンキャリッジ上:スモールセコンド
さらにレイルウェイトラックに加えてタキメータースケールも備え、クラシカルな顔つきのまま“計測機器としての記号”まで取り込んでいます。
2-3. ムーブメント:Cal.3200/手巻き+ジュネーブ・シール
公式スペックではCal.3200、手巻き。シースルーのサファイアケースバックで、仕上げと構造美を正面から楽しめます。
2-4. こんな人に刺さる
- トゥールビヨン“だけ”では物足りない(クロノと表示で語りたい)
- ドレスの文法を守りつつ、機械要素の情報量は最大化したい
- 1本で「眺める・語る・計る」を成立させたい
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3. 6035T/000R-B634:39mm自動巻きトゥールビヨンの“静かな艶”

3-1. ケースと装着感(39mm、薄さ11.22mm、3気圧)
39mmはトゥールビヨン搭載機として着けやすいバランス。厚さ11.22mm、防水3気圧(30m)で、こちらもドレスの王道仕様です。
3-2. 文字盤:MOP×ダイヤの“光のグラデーション”

ホワイトのマザーオブパール文字盤に、18Kゴールド製トゥールビヨン・サブダイヤルを組み合わせ、**ダイヤ46個(約0.10ct)**をセッティング。トゥールビヨンは“機械の主張”になりがちですが、このモデルは輝きの層で静かに際立たせます。
3-3. ムーブメント:Cal.2160/自動巻き+ジュネーブ・シール
公式スペックはCal.2160、自動巻き。ストラップは**2本付属(サテン/アリゲーター、ともにダークグレー)**で、表情を変えながら着けられるのも魅力です。
3-4. こんな人に刺さる
- “派手さ”よりも、MOPやダイヤの上品さでトゥールビヨンを楽しみたい
- サイズは39mmで収めたい(ドレス寄り・手首が細めでも成立)
- スーツ/ドレス中心で、柔らかい艶を足したい
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4. どちらを選ぶ?サイズ感・用途・キャラクターで決める


4-1. スペックの要点比較(公式ベース)
- 5100T/000R-B623:42.5mm/11.7mm/3気圧/手巻きCal.3200/クロノグラフ+トゥールビヨン+パワーリザーブ
- 6035T/000R-B634:39mm/11.22mm/3気圧/自動巻きCal.2160/トゥールビヨン(MOP+ダイヤ装飾)/ストラップ2本
4-2. 選び分けの“即決ルール”
- 存在感と機構の語りを優先 → 5100T
- 収まりの良さと艶感を優先 → 6035T
4-3. 同じPGでも、目指す「豊かさ」が違う

5100Tは“情報量の豊かさ”(計測・表示・複雑機構)で満たし、6035Tは“余白の豊かさ”(光沢・質感・静かな主役)で満たす。
この違いを自分のライフスタイル(服装・着用シーン・好みの見せ方)に当てはめると、選択は驚くほどスムーズになります。


