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ルイ・ヴィトンが2025年に発表した新作高級時計「タンブール タイコ スピン・タイム」シリーズ。その中でも注目を集めるのが、世界時機能を搭載したRef. W9WG21 “アンティポード”と、中央に華麗なフライングトゥールビヨンを配置したRef. W9WG11 “エアー”です。革新的なスピン・タイム表示と高級感あふれるホワイトゴールドのケースに、自社製ムーブメントを搭載した珠玉の逸品たちは、1,611万円と2,783万円（税込）と超高級モデルですが、価格に見合った魅力が満載です。本記事では、それぞれの特徴と魅力、選び方のポイントまで詳しく解説します。

目次

1. タイコ スピン・タイムとは？

2. 世界時モデル：Ref. W9WG21 “アンティポード”

3. トゥールビヨン搭載：Ref. W9WG11 “エアー”

4. まとめ

1. タイコ スピン・タイムとは？

“タンブール”（フランス語で太鼓）と日本語の“太鼓”を掛け合わせたタイコ タンブール。外観はドラム型ケースで、12個の立方体（キューブ）が回転する独創的なスピン・タイム表示を全面に採用しています。これは、2009年に初登場したルイ・ヴィトンの特許取得済み機構で、パリ・ジュネーブの自社工房「ラ ファブリック ドゥ タンム」で開発された自社ムーブメントにより、従来のジャンピングアワー機構を３次元的に進化させたものです。

ムーブメントはベースキャリバーLFTシリーズで共通。各キューブはマルタ十字の歯車とハートキャンにより、前後どちらに操作しても破損しにくい跳ね上げ仕様に刷新されています。

2. 世界時モデル：Ref. W9WG21 “アンティポード”

#Ref. W9WG21 “アンティポード”

Ref. W9WG21は、世界24都市の時刻を同時に確認できるワールドタイマー機構を搭載したスピン・タイムモデル。中央には世界地図が描かれた回転ディスクを配置し、周囲のキューブに都市名と時刻を表示。キューブが12時間ごとに回転し、昼夜の区別も分かる設計になっています。

ケースサイズは42.5mmで厚さ12.45mm。ホワイトゴールド製のケースと両面サファイアクリスタルにより、内部のキューブ構造やムーブメントを立体的に楽しむことができます。搭載ムーブメントは自社製Cal. LFT ST12.01、自動巻き、約45時間パワーリザーブ。防水性能は5ATMです。日本での販売価格は税込16,115,000円で、世界限定50本の希少モデルとなっています。

3. トゥールビヨン搭載：Ref. W9WG11 “エアー”

#Ref. W9WG11 “エアー”

Ref. W9WG11 “エアー”は、中央にトゥールビヨンを配置した芸術的かつ技術的なハイエンドモデルです。回転するキューブの表示とフライングトゥールビヨンの両立は非常に珍しく、中央から浮かび上がるようなトゥールビヨンの美しさは圧巻です。

ケースサイズや素材は“アンティポード”と同じですが、搭載ムーブメントはCal. LFT ST05.01。こちらも自動巻きで約45時間駆動。トゥールビヨンのキャリッジにはルイ・ヴィトンのモノグラムフラワーが繊細に装飾されています。

価格は税込27,830,000円で、こちらは世界限定70本。芸術作品のような外観と複雑機構を兼ね備えた、コレクター垂涎の一本です。

4. まとめ

#Ref. W9WG21 “アンティポード”（左）、Ref. W9WG11 “エアー”（右）

「持つことで体験が変わる」──2025年のルイ・ヴィトン新作「タンブール タイコ スピン・タイム」は、いずれもルイ・ヴィトンの技術と美学が詰まった身につけるアート作品です。

・Ref. W9WG21 “アンティポード”は、世界の都市を巡る感覚を味わえるワールドタイマー

・Ref. W9WG11 “エアー”は、時を舞うトゥールビヨンの美に浸れる贅沢な一品

ホワイトゴールド製のケースと、両面サファイアクリスタルからのぞく立体構造は、見る者を魅了する圧倒的な存在感です。旅と時間をテーマにしたこのシリーズは、時計というよりもラグジュアリーな「時間体験装置」といっても過言ではありません。あなたはどんな時間を生きたいですか？