ロレックス
ROLEX
2025年、ブライトリングは伝説的なイタリア人サイクリスト、ジーノ・バルタリに敬意を表し、「トップタイム B01 ジーノ・バルタリ リミテッドエディション」を発表しました。このモデルは、彼の功績と精神を称える特別なタイムピースであり、世界限定750本で展開されています。本記事では、Ref. AB01767A1C1X1(ブルーカーフスキンストラップ)とRef. AB01767A1C1A1(ステンレススチールブレスレット)の2モデルについて、デザイン、スペック、背景に至るまで詳しくご紹介します。
ジーノ・バルタリとは何者か?
トップタイム B01 ジーノ・バルタリのデザイン
スペックとムーブメントの詳細
Ref. AB01767A1C1X1とRef. AB01767A1C1A1の違い
まとめ
ジーノ・バルタリ(1914–2000)は、イタリアの伝説的なプロサイクリストであり、1930年代から1950年代にかけて活躍しました。彼はジロ・デ・イタリアで3度、ツール・ド・フランスで2度の総合優勝を果たし、その功績は今なお語り継がれています。
また、第二次世界大戦中にはユダヤ人を救うため、偽造書類を自転車で運ぶなどの秘密活動を行っていたことが死後に明らかとなり、イスラエルから「諸国民の中の正義の人(Righteous Among the Nations)」として称えられました。スポーツ界を超えたその勇気と行動は、現在でも多くの人々にインスピレーションを与え続けています。
本モデルの最大の特徴は、ジーノ・バルタリのレーシングカラーであるブルーとイエローの配色が全面に採用されている点です。鮮やかなブルーのダイヤルに、ホワイトのサブダイヤル(インダイヤル)を配置し、随所にイエローのアクセントが加えられています。
タキメータースケールには、彼の愛称「L’Intramontabile(不朽の人)」の文字が記されており、6時位置には直筆風サインのプリントが配されています。視認性と美しさを両立しながら、時計としてのキャラクターに深みを与えています。
デザインはクラシックなレーシングクロノグラフへのオマージュを込めたものでありながら、現代的な洗練も備えており、カジュアルからフォーマルまで幅広いシーンにマッチします。
トップタイム B01 ジーノ・バルタリ リミテッドエディションは、ケース径41mm・厚さ13.3mmのステンレススチール製で、どんな腕にも収まりやすいサイズ感です。防水性能は100mと、日常使用にも安心なスペックを確保しています。
ムーブメントには、ブライトリング自社製のフラッグシップである「キャリバーB01」を搭載。COSC認定の高精度クロノメーターで、パワーリザーブは約70時間。スムーズなクロノグラフ操作と耐久性に優れた信頼性を兼ね備えています。
ケースバックはシースルー仕様となっており、美しいムーブメントの動きと仕上げを堪能できます。さらに、個別のシリアルナンバーが刻印されており、限定モデルとしての証を手元で確認できるのも魅力です。
Ref. AB01767A1C1X1とRef. AB01767A1C1A1の2モデルは、外装の違いを除けば共通仕様です。どちらも世界限定750本のリミテッドエディションであり、個別にナンバリングが施されています。
Ref. AB01767A1C1X1:ブルーのカーフスキンストラップを採用。しなやかで肌に馴染みやすく、ヴィンテージ感とスポーティな印象を併せ持つモデルです。軽量でアクティブな装着感が特徴です。1,078,000円(税込)
Ref. AB01767A1C1A1:ステンレススチール製のメッシュブレスレット(ミラネーゼブレスレット)を搭載。高級感と耐久性に優れ、ドレッシーな場面にも対応できるスタイルです。1,138,500円(税込)
このように、デザインや用途に合わせて選べる2バリエーションが展開されており、どちらを選んでもバルタリの精神と美意識を体現したタイムピースであることに変わりはありません。
ブライトリングの「トップタイム B01 ジーノ・バルタリ リミテッドエディション」は、イタリアの伝説的サイクリストへの敬意と、時計製造技術が融合した魅力的なモデルです。スポーティなブルーとイエローのカラーリングは、彼のチームカラーを彷彿とさせ、ダイヤルには「L’Intramontabile(不朽の人)」という愛称が刻まれています。2種類のバリエーションは装着感やスタイルに応じて選べるため、ファッション性も高く、時計ファン・サイクルファンの双方から支持を集めること間違いありません。