ロレックス
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あなたの腕時計、秒針はスーッと滑らかに動いていますか?それともカチッカチッと刻んでいますか?その違い、実は「振動数」によるもの。この記事では、高振動と低振動の違いやそれぞれのメリット・デメリットを丁寧に解説し、自分に合った時計選びをサポートします。
振動数とは?日常使いでどう影響するのか
1‑1. 秒針の動きで見えてくる振動数
1‑2. 精度より実用性:日常で気になるポイント
高振動(ハイビート)時計のメリット・デメリット
2‑1. スムーズな秒針と耐衝撃性
2‑2. 消費エネルギーとメンテ頻度
低振動(ロービート)時計のメリット・デメリット
3‑1. 長持ちと省エネ設計
3‑2. 秒針の動きと調整のしやすさ
周波数が変わる特殊機構:切替式や超高振動モデル
4‑1. 切替式:高精度と省エネの両立を図る工夫
4‑2. 10Hz以上の超高精度モデルとは?
振動数選びの判断軸:あなたにはどちらが合うか?
まとめ
振動数とは、バランスホイールが1秒間に揺れる回数のことです。例えば「4 Hz(28,800 vph)」なら、1秒間に8回の振動があり、秒針は滑らかになります。18,000 vphでは秒針の刻みが目立つようになります 。
高い振動数は理論上精度向上の助けになりますが、実際には生活環境(温度変化や衝撃)への耐性が重要です。高周波ほど衝撃後の復元が早い一方、エネルギー消費が大きくなるため、使用者が何を大切にするかが選び方の要点です 。
36,000 vph(5 Hz)以上の高振動は、秒針の滑らかさと衝撃後の復元速度が優れます。連続した動きが美しく、高級感があります 。
その反面、摺動部分の摩耗が早くなり、潤滑油の劣化も起きやすく、頻繁なメンテナンスが必要になります。パワーリザーブも短くなりがちです 。
18,000〜21,600 vphのロービートは、消費が少なくパーツの摩耗も緩やか。結果として長期的な信頼性と省エネに優れています 。
秒針のステップはやや粗いものの、審美的な好みに合う場合があります。また、振動がゆっくりなので調整がしやすく、技術的にも扱いやすい設計です 。
Vacheron Constantinの「Twin Beat」などは、高振動と低振動の切替機能を備え、普段使いと正確さを両立しています 。
Breguet Classique(10 Hz)やZenith Defy Inventor(18 Hz)は、技術的な挑戦として注目されますが、実用面では潤滑油や素材開発など高度な対応が求められます 。
短所もありますが、趣味の満足度や使用シーンに応じて「高振動=常用しやすくない」「低振動=味わい深い」など、自分らしい選び方ができます。
「高振動=性能が良い」と思われがちですが、それだけでは時計選びの本質を見誤ります。振動数には一長一短があり、使う人の価値観によって正解が変わります。秒針の滑らかさ、メンテナンス頻度、エネルギー効率――そのすべてに関わるからこそ、振動数は“見えない性能”の指標とも言えるのです。
どちらが“良い”かは使う人のライフスタイルや好みによるため、機械式時計選びの際にはぜひ「振動数」にも着目してみてください。