ヴァシュロン・コンスタンタンの人気レディースコレクション「Égérie」から、ムーンフェイズモデル【8005F/120R‑H002】とシンプルデイトの【4605F/110R‑B496】を詳しくご紹介します。デザインや仕様の違いから、それぞれの見どころや魅力を、プロ目線でわかりやすく解説します。高級時計選びに迷う方への参考になるよう、正確な情報をもとにお届けします。

---

目次

1. 8005F/120R‑H002（ムーンフェイズ／37mm）
    1‑1. デザインと仕様
    1‑2. ムーブメントと機能

2. 4605F/110R‑B496（デイト／35mm）
    2‑1. デザインと仕様
    2‑2. ムーブメントと機能

3. 共通点と違いを比較

4. どちらを選ぶべき？使用シーン別のおすすめ提案

---

1. 8005F/120R-H002（ムーンフェイズ／37mm）

1-1. デザインと仕様

このモデルは37 mmサイズ、厚さ10.08 mmの18Kピンクゴールドケースに、58個のラウンドカットダイヤモンドをベゼルに、そしてムーンフェイズ窓のリングに36個のダイヤモンドが配されています。文字盤にはタピスリー技法によるプリーツ模様が施され、1～2時位置にムーンフェイズ表示があり、マザーオブパールの雲とゴールドのムーンが織りなす幻想的な世界を表現しています。ムーンフェイズ表示リングにはマザーオブパールやダイヤモンドが美設され、リュウズにはムーンストーンがあしらわれています。

1-2. ムーブメントと機能

自動巻き（Self-winding）のキャリバー1088Lを搭載し、ムーンフェイズ、センターセコンドを備えます。ムーブメント径30 mm、厚さ5.03 mm、部品数164、石数24、パワーリザーブ約40時間、振動数は28,800 VPHです。透明サファイアクリスタルケースバックからムーブメントの精緻な動きを堪能できます。

---

2. 4605F/110R-B496（デイト／35mm）

2-1. デザインと仕様

こちらは35 mm、厚さ9.32 mmの18Kピンクゴールドケース。ベゼルには58個のダイヤモンド、デイト窓を囲むリングには34個のダイヤモンドを配し、葉型の時分針とアラビア数字のインデックスがクラシカルな優雅さを演出します。文字盤もタピスリー技法によるプリーツ模様で仕上げられ、リュウズにはムーンストーンがセットされています。

2-2. ムーブメントと機能

自動巻きのキャリバー1088を搭載し、デイト表示、センターセコンド、バランスストップ機能を備えます。直径20.8 mm、厚さ3.83 mm、部品数144、石数24、パワーリザーブ約40時間、振動数28,800 VPHです。こちらも透過式サファイアバックで内部の動きが鑑賞できます。

---

3. 共通点と違いを比較

• 共通点

  • Égérieコレクションに属する、タピスリー技法によるプリーツ文字盤、ダイヤモンド装飾、ムーンストーン付きリュウズ、自動巻き、透明ケースバックなどの装備が共通しています。

    

    #8005F/120R-H002

    

    #4605F/110R‑B496

• 相違点

  • サイズ：8005Fは37 mm、4605Fは35 mm。

  • 表示機能：8005Fはムーンフェイズ、4605Fはデイト表示。

  • ケース厚：8005Fは約10.08 mm、4605Fは約9.32 mm。

  • ダイヤ数：8005Fはベゼル58＋ムーンフェイズリング36＝94個、4605Fはベゼル58＋デイトリング34＝92個。

---

4. どちらを選ぶべき？使用シーン別おすすめ提案

• エレガントかつフェミニンな華やかさを重視するなら → 8005F/120R-H002（ムーンフェイズ）。サイズもやや大きく、月の満ち欠けを楽しむロマンチックな魅力があります。

  

  #8005F/120R-H002

• 日常的な使いやすさとシンプルな美しさを両立したいなら → 4605F/110R-B496（デイト）。デイト表示も実用的で、サイズも控えめ。上品で飽きのこないデザインです。

  

  #4605F/110R‑B496