ロレックス
ROLEX
2025年、IWCシャフハウゼンはその象徴的コレクション「インヂュニア」に待望の新作モデルを発表しました。ケース径35mmのコンパクトなフォルムで登場したこれらのモデルは、1970年代の名作「インヂュニアSL」のDNAを継承しつつ、現代のライフスタイルに適応した仕上がりとなっています。この記事では、各モデルの特徴やデザイン、ムーブメントについて詳しく解説します。
インヂュニア・オートマティック 35の概要
1-1. デザインとケースサイズ
1-2. ダイヤルの特徴
各モデルの詳細
2-1. IW324901:ステンレススチール&シルバーダイヤル
2-2. IW324906:ステンレススチール&ブラックダイヤル
2-3. IW324903:18K 5Nゴールド&ゴールドダイヤル
ムーブメントと性能
3-1. キャリバー47110のスペック
3-2. パワーリザーブと機能性
まとめ
IWCの新作「インヂュニア・オートマティック 35」は、1976年にジェラルド・ジェンタが設計した伝説的モデル「インヂュニアSL」のデザインコードを受け継ぎながら、現代的な解釈を加えたタイムピースです。ケース径は35mm、厚さ9.4mmという小ぶりなサイズで、ユニセックスな魅力を備えています。
特筆すべきは、5つのポリゴンビスを使った円形ベゼルと、ケースと一体型になったHリンクブレスレット。この構造はビジュアルだけでなく、装着感の良さにも寄与しています。素材にはステンレススチールと18Kゴールドの2種がラインナップされており、それぞれが異なる印象を演出します。
本シリーズでは、文字盤に独自の「グリッド」パターンが採用されています。これは細かいラインと正方形が交差する幾何学的なデザインで、光の反射により立体感が際立つ仕上がりとなっています。さらに、針とアワーマーカーにはスーパールミノバが施されており、夜間の視認性も確保。日付表示も3時位置に配置されており、実用性にも優れています。
IW324901は、ステンレススチール製のケースとシルバーダイヤルを組み合わせた、極めてスタイリッシュなモデルです。明るく洗練された印象を持ち、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで、あらゆるスタイルにマッチします。シンプルながらもディテールにこだわったデザインは、タイムレスな魅力を放っています。
IW324906は、モダンなブラックダイヤルとステンレススチールの組み合わせにより、落ち着きのあるシックな印象を演出します。黒地にグリッドパターンが浮かび上がることで、奥行きのある表情が加わり、シンプルながらも高級感あふれる仕上がりです。スーツやジャケットとの相性も抜群で、幅広い年齢層に支持される1本です。
このモデルは、ラグジュアリーな18K 5Nゴールドのケースとブレスレットに、同系色のゴールドダイヤルを採用。統一感と高級感が際立ち、存在そのものがジュエリーのような美しさを持ちます。特別なシーンやフォーマルな場面で圧倒的な存在感を放つ、まさにプレミアムな一本です。
インヂュニア・オートマティック 35には、IWCの自社製キャリバー「47110」が搭載されています。このムーブメントは自動巻きで、毎時28,800振動(4Hz)、23石構成の安定したスペックを誇ります。精度・耐久性の面でも信頼性が高く、長年の使用にも耐える構造となっています。
キャリバー47110は約42時間のパワーリザーブを備えており、日常生活において必要十分な持続時間を確保しています。また、サファイアクリスタル製のシースルーバックを通じて、ムーブメントの美しい仕上げを鑑賞できるのも魅力。視覚的にも満足度の高い一本です。
IWCの2025年新作「インヂュニア・オートマティック 35」は、伝説的なジェラルド・ジェンタのデザインを現代に受け継ぐ、まさに”ネオ・クラシック”とも言える逸品です。35mmというコンパクトなサイズながら、その存在感とディテールへのこだわりは、歴代インヂュニアファンのみならず、初めてIWCを手に取る人にも強烈な印象を与えるでしょう。
特に、インダストリアルな5角ビス付きベゼル、緻密なグリッド模様のダイヤル、一体型ブレスレットの流麗なラインは、単なる復刻ではなく「進化した伝統」と言えます。シルバー、ブラック、ゴールドの3色展開は、それぞれが異なる個性を持ち、用途やシーンに応じた選択が可能です。
デザインにこだわる方にとって、この新作インヂュニアは確実に「所有する喜び」をもたらすタイムピースとなるはずです。