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ルイ・ヴィトンの2025年新作「タンブール オトマティック セラミック Ref. W1CR10」は、ブラウンセラミックとローズゴールドの組み合わせで注目を集めています。フランスのラグジュアリーブランドであるルイ・ヴィトンが、時計分野で技術革新を進める象徴として送り出した本作は、素材、ムーブメント、デザインのすべてが最先端です。さらに「タンブール」シリーズの系譜においても重要な意味を持つこのモデルについて、詳細にレビューします。
セラミック×ローズゴールドのマテリアルコンビネーション
スリム&40 mmケースの設計美
ムーブメントと内部仕様
タンブールという時計の歴史と特徴
まとめ
ブラウンセラミックと18Kローズゴールドの組み合わせは、ルイ・ヴィトンのモノグラムキャンバスにインスパイアされたカラーリングです。セラミック製ケースは高硬度で軽く、アレルギーフリー。一方で、18Kローズゴールドによる内蔵ケースやインデックス、ベゼルのLV文字などが温かみと高級感を演出しています。セラミックの焼き色は90時間以上の製造工程を要し、手作業でブラシやサンドブラスト、研磨処理された仕上げも特徴です。
サイズは直径40 mm、厚さ約8.3 mmと、スポーツラグジュアリー市場で人気のサイズを採用しています。オリジナルの「タンブール」から受け継ぐ太鼓型フォルムと、2023年から採用された一体型ブレスレット設計を細部まで再構築。セラミックリンクの間にローズゴールドプレートを挿入し、可動性と耐久性、そして一体感ある外観を両立しています。
ムーブメントは、自社製ラ・ファブリク・デュ・タン開発、ル・セルクル・デ・オルロジェ協業のLFT023.01を搭載しています。22Kローズゴールド製マイクロローターを備え、約50時間のパワーリザーブ、4Hz振動、防水性能は50m。スケルトンバックから内部の金製インナーブロックが見える仕様で、COSCクロノメーター認定済の高精度を誇ります。
「タンブール(Tambour)」は、2002年にルイ・ヴィトンが初めて本格的に時計市場へ参入した記念すべきコレクションです。「タンブール」とはフランス語で「太鼓」を意味し、胴の張った丸みのあるケースシルエットがその名前の由来です。当初はクォーツモデルが中心でしたが、年を追うごとに機械式モデル、クロノグラフ、トゥールビヨンなど技術面でも大きく進化しました。
特に2010年代後半からは、スイスのジュネーブに設立されたルイ・ヴィトンの時計工房「ラ・ファブリク・デュ・タン」により、自社ムーブメントの製造が本格化。「タンブール」は単なるデザインウォッチにとどまらず、真の高級機械式時計ブランドとしての地位を確立していきます。
2023年には完全な刷新が行われ、ケース厚を約8 mmに抑えたラグジュアリースポーツモデルとして再定義。その流れを受け継いだのが、今回の2025年モデル「タンブール オトマティック セラミック W1CR10」なのです。
「タンブール オトマティック セラミック W1CR10」は、ブラウンセラミックと18Kローズゴールドを見事に融合させたデザインに、薄型かつ耐久性の高いケース、精度と美を両立した自社製ムーブメントなど、すべてにおいて完成度の高いラグジュアリーウォッチです。
本作は単なる新作という位置づけにとどまらず、「タンブール」というコレクションの進化形でもあり、ルイ・ヴィトンが時計づくりで到達した一つのマイルストーンともいえるでしょう。ラグジュアリーと革新を追求するすべての時計愛好家にとって、見逃せない一本です。