【36.5mmの“超薄型QP”】4305T/000R-B947・4305T/000G-B948トラディショナル・エクストラフラット・パーペチュアルカレンダー徹底比較

「永久カレンダー(QP)」の実用性と、薄型ドレスウォッチの気品を、36.5mmという絶妙なサイズ感に凝縮したのがヴァシュロン・コンスタンタンのトラディショナル・パーペチュアルカレンダー・ウルトラシン。
本記事では、**ピンクゴールド(4305T/000R-B947)とホワイトゴールド(4305T/000G-B948)**の2本を、仕様の正確性に基づいて解説し、違いが一目でわかるように比較します。

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目次
- 4305Tが特別な理由:「薄さ」で成立する永久カレンダー
- スペックを正確に把握する:ケース・防水・ストラップ
- 2本の違いは“色気”に出る:ダイヤル表情と組み合わせ
- どちらを選ぶべきか:シーン別おすすめと選び方
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本文
1. 4305Tが特別な理由:「薄さ」で成立する永久カレンダー

永久カレンダーは、日付・曜日・月・うるう年を自動補正し、月の大小(30日/31日)まで加味して表示を進める複雑機構です。4305Tの核は、その複雑機構を**極薄の自社製キャリバー1120 QP(厚さ4.05mm)で成立させている点にあります。
しかもこのモデルは、トラディショナルらしいクラシックな造形(レイルウェイ分目盛、ドーフィン針、端正なインデックス)を保ちながら、カレンダー表示の読みやすさまで設計されているのが魅力。加えてジュネーブ・シール(Poinçon de Genève)**取得というのも、“薄さだけじゃない”説得力になります。
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2. スペックを正確に把握する:ケース・防水・ストラップ

まず共通スペックを押さえると、両モデルともに以下が同一です。
- ケース径:36.5mm
- ケース厚:8.43mm(“ウルトラシンQP”として成立する薄さ)
- 防水:3気圧(30m)
- シースルーバック(サファイア)
- ムーブメント:自動巻 Cal.1120 QP
- パワーリザーブ:40時間
- 振動数:19,800振動/時(2.75Hz)
- 部品数:276/石数:36
- 表示(機能):時分、永久カレンダー(針表示の曜日・月・日付)、ムーンフェイズ、48ヵ月カウンター(うるう年表示)
- ブレスレット互換(ストラップ交換対応):Yes
ここまで見てわかる通り、機械としての中身は“同一コンセプト”。選択の決め手は、次章の“見た目のニュアンス”に集約されます。
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3. 2本の違いは“色気”に出る:ダイヤル表情と組み合わせ


4305T/000R-B947(PG)と4305T/000G-B948(WG)の違いは、単にケース素材の違いだけではありません。ダイヤルカラーとストラップの色設計が、着用時の印象を大きく変えます。
4305T/000R-B947(ピンクゴールド)

- ケース:18K 5N ピンクゴールド
- ダイヤル:ホワイト・マザーオブパール/月・星はピンクゴールド調のムーン表示
- ストラップ:ベージュのアリゲーター、尾錠は18Kピンクゴールド
→ まとめると、肌なじみと温度感が主役。ホワイトMOP×PGの組み合わせは、ドレスウォッチとして“柔らかい艶”が出やすく、ジュエリー感のあるベゼルセッティングとも相性が良い方向です(公式にもジェムセットベゼル記載)。
4305T/000G-B948(ホワイトゴールド)

- ケース:18K ホワイトゴールド
- ダイヤル:ブルーグレー・ティントのマザーオブパール/ムーン表示もブルーグレー系
- ストラップ:ライトブルーのアリゲーター、尾錠はホワイトゴールド
→ こちらは透明感・クールさ・知性が主役。ブルーグレーMOPとライトブルーストラップが、36.5mmの繊細さを“都会的”に見せてくれます。
※両方とも「ジェムセットベゼル」「マザーオブパール文字盤」が公式説明に明記されています(石数などの細かな数量はページ本文からは確定できないため、断定は避けています)。
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4. どちらを選ぶべきか:シーン別おすすめと選び方

最後は、用途から逆算すると迷いが減ります。
- 4305T/000R-B947(PG)がおすすめな人
- 肌なじみ重視(“華やかだけど上品”)
- ベージュ系ストラップで、装いを柔らかくまとめたい
- ドレス~きれいめカジュアルで、温かみのある輝きを出したい
- 4305T/000G-B948(WG)がおすすめな人
- クールトーンで統一したい(ネイビー、グレー、ブラックと相性◎)
- ブルー系の差し色で、知的なラグジュアリー感を出したい
- “白い金属”の端正さで、永久カレンダーを静かに楽しみたい
共通して言えるのは、36.5mm×8.43mmというプロポーションが、永久カレンダーを“日常に寄せる”上で非常に効いていること。防水は3気圧なので水回りは慎重に、という前提はありますが、その分、薄型ならではの袖口の収まりとドレス感は格別です。


